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天体望遠鏡の性能とは?

よく「〜倍の望遠鏡です!大きく見えますよぉ〜!!」などと購買力を急き立てる店員がいます。 これは、真っ赤な偽りです!天体望遠鏡の性能は、倍率ではありません。 (初心者の方は、倍率で買ってしまう間違えをよく起こします。) 例え、大きな倍率で見たとしても、ガッカリする事も多々あります。 それは、天体望遠鏡の許容性能から大きく外した倍率だからです。 では、天体望遠鏡性能とは?一体どういうものなのでしょうか? その辺のお話を致しましょう。 ●天体望遠鏡の性能の決め手! 天体望遠鏡の性能は、ズバリ、対物レンズ(反射式の場合は、主鏡)の直径の大きさです。 これを『口径』と呼んでいます。 口径が大きいと、光を集める力(集光力)が大きくなります。と同時に、目的の天体の細部を 分解して表示させる(分解能)もアップします。 天体は、微かな光です。だから、なるべく大きな口径の望遠鏡の方がより細かなところまで見えたり また、微細な光も集めますから、より暗い天体まで見る事が可能な訳です! ●初心者は、どんな事に気をつけて天体望遠鏡を選べば良いか? ・どんな天体を見たいか?  :月のクレーターを見てみたいとか、                惑星を見てみたい とか、                星雲星団を見てみたい とか、                ただ、単に星空をボーっと眺めてみたい などといった要望が、個人によって違いますが、みなそれぞれ、あるでしょう。 その目的の天体によって、選ぶ天体望遠鏡は、異なりますがそれは、 別のセクションで、詳しくお答えするとして、このサイトでは、 商品欄に、目的の天体という部分が表示してあります。そこに、 月面向きなら、「月」 惑星向きなら、「惑」 星雲星団向きなら、「雲」 星空ウォッチングなら、「野」 と表示して一目でわかるようにしてあります。 どうか、安心して、お好きな天体望遠鏡を選んで下さい。     ●店長の私が考える『 天体望遠鏡の意味、価値 』について● 思えば、初心者の頃は、月面や惑星を とにかく大きく見てみたいという願望がありました。 あれから30年経ち、今、思うことは ★天体望遠鏡というものは、…★ 『とにかく細かな光を集めて、見えない星々を見たり 暗い星雲や星団をどれだけ鮮やかに(自分の心の中に)再現できるか? という観点で考えるもので、通常は、低倍率で明るい視野を確保するのが 何よりも最大の魅力である。 そして、倍率を高くする時は、惑星状星雲の詳細を見たり 散開星団の低倍率では見えないような暗い星々を見たり 惑星や月面の詳細を見る…という事で高倍率を使うならば、 使うくらいで、通常は低倍率、それが、天体望遠鏡の 楽しみの根源である…。。。』 と考えるようになりました。
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